こんにちは、manyanです。
【カンブリア宮殿】にカプセルトイ企業・トーシンの宮本社長が登場しました。

「1日で売上1000万円超え!?」——そんな夢のような話が現実になっている業界が、日本発の“カプセルトイ”市場で、その中でも急激に事業拡大をしたのが「トーシン」。全国のショッピングモールや駅構内でその名を見かけたことがある人も多いと思います。
トーシンは、単なるカプセルトイ販売会社ではありません。独自の戦略で他社を圧倒し、年商200億円を突破しつつある企業です。
そこで今回は、なぜトーシンがここまで急成長を遂げたのか、その理由を深掘りしていきます。「どうしてガチャガチャでこんなに稼げるの?」「社長の宮本さんっていくらもらってるの?」そんな疑問に、徹底的に答えていきます。
読むことで以下の情報が得られます:
- トーシンの商法の秘密
- 宮本社長の驚くべき年収とその背景
- カプセルトイ業界の未来展望と市場戦略
それでは、トーシンの全貌に迫りましょう。
カプセルトイのトーシンとは?
カプセルトイの定義と市場動向
カプセルトイとは、小型カプセルに入った玩具を自動販売機で提供する形式の商品を指します。近年では、従来の「子ども向け」のイメージから一転し、大人向けの商品が急増。「大人ガチャ」と呼ばれるトレンドが若者やサブカル層に広がっています。

2024年の国内カプセルトイ市場は約1400億円に到達し、その成長率は2022年から2倍以上と推定されています。アニメキャラクター、動物フィギュア、実用雑貨までラインアップは多様化。SNS映えやコレクション性がユーザーの購買意欲を後押ししているのです。
カプセルトイの人気キャラクターとコレクションのトレンド
人気シリーズには、「ちいかわ」「サンリオ」「名探偵コナン」などのライセンス系が強く、オリジナルブランドでは「ケシカスくん」や「変な魚シリーズ」などユニークな企画がSNSでバズを生んでいます。

- SNSトレンドと連動した商品開発
- コレクター心理をくすぐる「全5種+シークレット」構成
- 限定販売や再販不可で購買を刺激
こうした戦略が、1人あたり複数回の購入を促進しています。
カプセルトイの消費者層と需要の特徴
トーシンが注目するのは子供はもちろんの事、「20〜40代の女性」と「アニメ・フィギュア愛好家」。特に「推し活」と呼ばれる推しキャラ・声優への支援活動と連動して、グッズ収集がエンタメ文化として定着しています。
実際、50代の男性であっても今や「押し活」は当たり前の話ですし、リカちゃん人形や超合金、プラモで育った第二次ベビーブーム世代にとって、カプセルトイというのは収集する魅力があるのです。

またインバウンド需要も高まり、外国人観光客すら日本特有のガチャ文化に惹かれています。
トーシンの驚くべき商法とは?
トーシンが成功した販売戦略の解説
トーシンは「一等地への機械大量設置」と「独自ブランド開発」を軸にしたビジネスモデルで注目を集めています。特に駅ナカや商業施設の導線上に”#C-pla”と称したガチャガチャ専門店を戦略的に展開し、1台あたりの月商は他社の1.5〜2倍といわれます。
- 圧倒的な設置台数(全国2万台以上)
- 小売店と収益をシェアする設置モデル
- 新商品の投入スピードが速い(平均10日サイクル)

こうしたスピード感と商品力が、ファンのリピーター化を促しています。
プロモーションと販売チャネルの効果的な活用法
トーシンはYouTube トーシンの#C-plaやX、InstagramといったSNSを積極活用し、「開封動画」や「回してみた動画」でバイラル効果を狙っています。インフルエンサーとのタイアップで話題性を演出するのも特徴です。
常に最新の情報をネットの力を用いて有効的に拡散し、顧客の興味を引き、#C-plaに来てもらおうという戦略は完璧ですね・・!
ユーザーの参加を促進する戦略とその効果
注目すべきは「カスタマイズ体験」。購入者の声を反映した“ファン参加型企画”が人気で、リクエストから商品化される事例も多く、顧客のロイヤリティを高めています。
- 投票式の商品開発企画
- 地域限定ガチャでリピーター創出
- 商品化希望の公募キャンペーン
「自分が関与できる商品」は、単なる物販以上の価値を生み出します。
中には「こんなの誰が買うの??」みたいな商品もありますが、しかしそれは単に各個人の嗜好の違いであって、自分にとっては何の価値も無くても、ある人にとっては魅力があり絶対欲しいと思ってしまう・・・・そういう「痒い所に手が届く」商法がやっぱり凄いですよね!
しかも価格帯も数百円からですので、あまり躊躇なく買ってしまう面もあって、顧客層が増えているのでしょう。
宮本社長の年収とその背景
宮本社長の経歴とカプセルトイ業界での貢献
トーシンが創業したのは1974年で、雑貨やおもちゃ、アミューズメント施設を営む事業からスタート。北海道内でのビジネスを展開していました。

- 1974年:宮本健治氏が個人事業として北海道で創業
- 1991年:株式会社トーシンに社名変更
- 2003年:カプセルトイ事業開始
- 2013年:現社長の宮本達也氏が入社
- 2018年:カプセルトイ専門店事業開始
- 2019年:宮本達也氏が社長に就任
- 2020年:専門店#C-plaの店舗数を大幅に増やし始める
以降、2025年現在で230店舗まで拡大
(創業者の宮本健治氏)

現在2代目社長の宮本達也さんは、前社長・宮本健治さんの息子であり、彼がカプセルトイ専門店の事業を立ち上げ、会社の業績を大きく向上させた立役者なのですね。
その凄さたるや、2019年から2024年で売上を約20倍近くまでに向上させています。これは驚異的というかかなり考えて勝負をかけた結果なのでしょう。
宮本社長、凄いです!
日本企業の経営者の年収事情と比較分析
日本の中小企業経営者の平均年収は約1,200万円と言われていますが、トーシンの売上規模(200億円)と利益率(おそらく3~5%)を考慮すると、宮本社長の年収は推定5,000〜7,000万円とされます(※未公開情報に基づく推定)。

さらに、トーシンが非上場企業であるため、配当ではなく役員報酬ベースでの収益モデルと考えられます。
店舗数拡大中で何かと投資費用が嵩んでいるとも見られますが、現状では市場も拡大しており、更に売り上げが向上していく様に思えます。
宮本社長の経営哲学と業績に対する影響
宮本社長は「トライアンドエラーを恐れない」「現場主義」を信条としており、週1回は全国のガチャ現場に足を運ぶスタイル。社員教育にも熱心で、「1現場=1市場」という考え方を浸透させています。
また、「社員にも還元を」という理念から、年2回の特別ボーナス支給や社員向けの“ガチャアイデアコンペ”も実施しており、企業全体のモチベーション向上にも寄与しています。
カプセルトイ業界の未来展望と成長戦略
技術革新と新商品開発の重要性
近年はIoTやARを活用した“スマートガチャ”も登場し、カプセルトイの体験価値が高まっています。QRコードから限定動画が見られる「連動型ガチャ」や、スマホアプリで商品を管理・交換できるサービスも検討されています。

現在のガチャガチャの多くは、硬貨を投入して機械的に動くものが殆どですので、今後はITを活用した様々な応用も出て来る事でしょう!
そして商品も、フィギアや小物、アクセサリーだけでなく、画像や映像、NFTの様なものに変貌していくかもしれませんね。
国際市場での展開とグローバル化の影響
トーシンはもしかすると、海外への進出を検討中かもしれません。実際、多くの訪日外国人が#C-plaに訪れており、ガチャガチャを愉しんで、また手に入れたアイテムに喜びを感じていますよね。
日本の文化や・独特のキャラクターにスポットを当てた戦略ならば、海外の空港やショッピングセンターに店舗を置いても十分に収益が上がるような気がしますね。
技術的には多言語対応ガチャ機の導入やキャッシュレス決済も、IT化した機械であれば比較的容易でしょうね。
消費者ニーズに対応するための戦略的アプローチ
トーシンは既にSDGsを展開しています。
- サステナブル素材を使ったエコガチャの導入
- 「推し活」対応型のデザインパッケージ
- 社を挙げての環境美化活動の展開
これらの施策は、環境意識やライフスタイルの変化に柔軟に対応するもので、トーシンの市場での優位性をさらに高める鍵となっています。
まとめ
そこで今回は、なぜトーシンがここまで急成長を遂げたのか、その理由について深掘りしてきましたが、いかがでしたか?
- カプセルトイ業界で急成長を遂げるトーシンは、単なる玩具販売会社ではない
緻密なマーケティング、ファン参加型の企画、SNS戦略、さらには海外展開まで、今や“エンタメ×テック”の代表格ともいえる存在!
- 二代目である宮本社長の先見性と現場重視の姿勢も、成功の大きな要因
これからのカプセルトイ業界は、IoTや国際化、サブスク化といった新たな波に乗ることで、さらに進化していく!
ガチャガチャの中に秘められたビジネスの可能性——それは、私たちが想像する以上に大きな市場なのかもしれませんね。
今回も最後後までご覧くださり、ありがとうございました。

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