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今回は【カンブリア宮殿】に登場した老舗醤油メーカー・フンドーダイと社長の山村脩さんについての内容です。
「創業150年以上──フンドーダイは、ただの醤油メーカーではない」
熊本県に本社を構えるフンドーダイ株式会社は、九州を代表する調味料メーカーとして知られています。しかしその実力は、単なる地場企業の枠を超えています。
売上の安定成長、海外展開、伝統と革新の両立など、地方企業の理想的なモデルケースとも言える存在です。
今回はフンドーダイの業績や事業展開、そして気になる山村脩社長の経歴と年収などについて深掘りしていきたいと思います。
- 「フンドーダイってどんな会社?」
- 「最近の売上や成長性は?」
- 「社長ってどんな人?報酬はどれくらい?」
【カンブリア宮殿】で紹介された”フンドーダイ”という企業と社長の山村脩さんのことが気になった方は是非最後までご覧くださいね。
醤油老舗フンドーダイとは?会社概要と伝統に迫る
熊本発の老舗企業としてのフンドーダイの歴史
フンドーダイの創業は1869年(明治2年)。熊本で醤油の製造販売を開始して以来、一世紀半にわたり地域とともに歩んできた歴史があります。「不動の味(=フンドー)」を意味する社名には、変わらぬ品質へのこだわりが込められています。
2024年現在も本社は熊本市にあり、地域密着の経営姿勢を保ちつつも全国・海外へと販路を拡大中です。
フンドーダイの主力商品と特徴的な製法
主力はもちろん醤油。しかし最近では、だし醤油や白だし、味噌、たれ類、さらには業務用調味料まで幅広く展開しています。伝統的な天然醸造方式を守りながらも、工場には最新鋭の発酵技術を導入するなど、品質と効率の両立を図っています。

特に人気なのが「本醸造うまくちしょうゆ」と「煮物調味料」。これらは九州地方特有の甘口醤油文化を象徴する商品で、家庭用・業務用ともに根強い人気を誇ります。
地場産業としての位置づけと九州地域への貢献
熊本県内の学校給食や病院食、飲食店などにも納品しており、地域社会の味を支える重要な存在です。地産地消を大切にし、地元農産物との連携も進めています。

さすが150年以上の歴史がある企業、地元の人たちにも密着しているワケですね。
フンドーダイの業績は好調?売上・利益から見る現在の実力
最新の売上高・経常利益とその推移
フンドーダイの売上高等の業績は公表されておらず、詳細までは不明なのですが、2018年までは業績不振でかなり苦しんでいたようです。しかし2020年度以降は徐々に改善し、2024年では約55億円(推定)の売上があるようです。
【参考データ】2023年,2024年は推定
- 2018年度:売上23.8億円 純利益-3.4億円
- 2023年度:売上50億円(推定)純利益-1.7億円
- 2024年度:売上55億円(推定)純利益1億円
まさにV字回復!特に売上の伸長が凄いですね!
競合他社との比較で見るフンドーダイの強み
キッコーマンやヤマサといった大手と比べれば規模では劣りますが、地域密着型+高付加価値商品のラインナップという点で独自のポジションを築いています。
特に、業務用に強く、料亭・飲食業者からの信頼が厚い点が大きな強みです。また、OEM(他社ブランドの製造)にも対応しており、BtoBの取引も堅調です。
海外展開・新規事業など成長戦略の今後
アジア市場、特に台湾・香港・シンガポールでの販路開拓が進行中。海外でも「日本の本格調味料」としてのブランド価値を高めています。
また、近年は「透明醤油」「わさび油」など他のメーカーとは一線を画す商品も開発しており、サステナビリティと食の多様性に対応する姿勢も注目されます。
2025年には11件もの生産設備の大規模な改修や更新を計画しており、このことから考えてもこれからの数年で業績が更に大きく飛躍する事が期待されますね。
山村社長のプロフィールと経営方針に注目
山村社長の経歴とフンドーダイでの歩み
現在の代表取締役社長・山村脩さんは元々は野村證券に勤めていた証券マン!慶應大学卒業後、野村證券を始め、金型メーカーを経て熊本県で農業にチャレンジすべく移住。2014年にフンドーダイに入社し、2018年から社長の職に就いています。

会社では、業績改善と社内改革を推進し、特に社長就任後は新製品の開発と併せ、IT活用や生産性向上、海外展開にも積極的です。
特にグローバル展開に関してはこの数年でかなり拡大しており、中国から始まった海外展開は、今や東南アジアやヨーロッパにまで拡大しています!
経営におけるビジョンと企業理念の実践
山村社長が掲げる企業理念は「地域の食文化を支え、世界の食卓に貢献する」。その実現に向けて、伝統を守りつつ、変化を恐れない柔軟な経営が特徴です。
近年では、働き方改革やSDGsへの取り組みも社内に浸透させています。
地元メディアやインタビューで語られた思い
地元メディアとのインタビューでは「熊本を出ずに全国と勝負できる企業に」と語っています。ローカルでありながら、グローバルな感性を持ち合わせた経営者として注目されています。
山村社長は会社もPRも兼ねてか、2020年度以降はかなりメディアにも登場しています。
気になる山村社長の年収と報酬の内訳とは?
非上場企業経営者の年収水準と比較
フンドーダイは非上場企業のため、役員報酬の詳細は公開されていませんが、同規模の中小食品メーカー経営者の平均年収は1,500万円〜2,500万円と推定されています。
フンドーダイの規模・業績・社長としての活動量を考慮すれば、山村社長の年収もこの範囲内と見るのが妥当でしょう。

そして、以下の会社利益相場から想定するに、山村社長の年収は2,000万円と推測します。

これから更に業績がアップするでしょうから、山村社長や社員の年収も上がっていくことでしょうね!
フンドーダイが目指すこれからの挑戦とサステナビリティ
SDGsへの取り組みと環境配慮型のものづくり
同社は「持続可能な社会」をテーマに、容器の簡素化、食品ロス削減、再生エネルギーの活用など環境対応も積極的です。

たとえば、ペットボトル使用量の削減や、再生可能素材への移行に着手しています。
新商品開発と健康志向の時代への対応
「減塩しょうゆ」「グルテンフリーシリーズ」など、健康を意識した新商品が好評を得ています。高齢化社会や健康志向に応じた商品開発が今後の成長の鍵といえるでしょう。

一方で同社は東京のアンテナショップや百貨店、そして海外の裕福層に向けた、”高価格帯商品”の開発と販売に力を入れており、今後も更に新製品を市場投入し”調味料のハイブランド”を確立していくのでしょう。
若手人材の登用と次世代に向けた企業改革
現在のフンドーダイの社員数は114名。
最近では20〜30代の若手社員が新商品開発やマーケティングを担当する機会が増えており、企業文化の若返りが進行中です。

それを証拠に同社はキャリア採用は募集していないのですが、新卒の採用は積極的に行っている様ですね。
良い人材の確保は、将来の会社の発展のためにも絶対必要でしょうから・・。
まとめ:地域に根ざし、世界を見据える老舗企業の未来
今回はフンドーダイの業績や事業展開、そして気になる山村脩社長の経歴と年収などについて深掘りしてきましたが、いかがだったでしょうか?
- フンドーダイは、伝統を守りながらも変化に柔軟に対応し続ける老舗企業
V字回復の業績、革新的な商品開発、そして持続可能性への高い意識が特徴 - フンドーダイの山村脩社長の年収は2,000万円と想定
会社業績は売上倍増、利益も回復しているため設備投資で一気に勝負に出る! - フンドーダイの商品戦略は、高価格帯商品でターゲットは東京と海外の裕福層
今後更にハイブランドを確立させてゆく
山村社長の経営は、単なる利益追求ではなく「社会に価値を生む企業」の実現に重きを置いています。今後はアジアを中心とした海外展開、健康志向への対応、若手育成を通じて、さらなる飛躍が期待されますね。
地元・熊本に根ざしつつ、日本全国、そして世界へ。フンドーダイの挑戦はまだ始まったばかりです。
今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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