こんにちは、manyanです!
今回は【坂上&指原のつぶれない店】で紹介された丸亀製麺(トリドールホールディングス)についての内容です。
みんな大好き!丸亀製麺は”今や行ったことが無い人はいない”ほどの人気で、店舗数もかなり多くなりましたよね!しかも、いつもお客さんでごった返してします!
しかしこのチェーン店ってなんでこんなにも大きく拡大出来たのでしょうか?そして今後はどのようになっていくのでしょうか?
ということで今回は丸亀製麺とこのチェーンを擁するトリドールホールディングスについて、儲かる戦略や、今後のさらなる拡大について考察してみたいと思います。
丸亀製麺が大好き!という方、またこの会社が気になる方は是非最後までご覧ください。
丸亀製麺の”もうかる戦略”が凄い!
丸亀製麺の発祥は、焼き鳥チェーンで創業していた現トリドール社長の粟田貴也さんが、2000年に兵庫県加古川市に第一号店を開店したことに遡ります。
同時期には”はなまるうどん”も開業していますが、現在では丸亀製麺が大きくリードしていますね。
しかしなぜこんなに丸亀製麺だけが伸びたのでしょうか?以下”3つの儲かる戦略”について考察してみます!
儲かる戦略 その① 店ですべて作り、客に見せている!
丸亀製麺の特徴は、すべて各々の店で粉からうどんを作って、そして客にそれを見せている所!
お店に入り”うどん”にたどり着くまでには、厨房をぐるりとほぼ一周しないといけません。
列に並んでいる間、お客さんたちは”うどんの作る様子を見て、”美味しそうだ・・!もうすぐ食べられる!”のような期待感を増幅させるのです!
この演出がとても優れています!職人さんの手さばきも凄く、より”うどんが美味しく感じる”のです!
儲かる戦略 その② トッピングやアレンジメニューで儲ける!
先ず、丸亀製麺のうどんの価格を確認しましょう!(以下は2024年6月現在)
- かけ 390円
- ぶっかけ卵入り 500円(+110円)
- きつね 560円(+170円)
- 鬼おろし肉ぶっかけ 790円(+400円)
デフォルトのかけうどんの価格は390円でこれが元になる単価です!
そして卵が入ると+110円、きつねが入ると+170円、鬼おろしと肉が入ると+400円と言う風に、単価にプラスされていきます・・・!
デフォのかけうどん単価は390円と安いですが、(地元香川は300円が一般的ですが)トッピングが追加されると、どんどん価格がアップします。
皆さん、冷静にプラスとなった金額を見てどう思いますか・・・?卵で110円、きつね110円、肉とおろしで400円・・・・・正直、デフォのかけうどんの単価を考えると高くないですか??
これが丸亀製麺の”儲ける戦略”なのです!
地元香川の名店であれば、うどんの上にはネギしか乗っていないのは普通です!
しかし、丸亀製麺はそこに付加価値をつけてただのうどんではなく変わり種をお客に提供する戦略でガッチリ儲けているのです!
季節メニューも比較的高額に設定し、頻繁に出していますよね?こりゃあ、いい戦略です!人は”変わったメニュー”にどうしても食いついてしまうからですよね・・・。
また、トッピングやサイドメニューも儲かる戦略の一つ!天ぷらやおにぎりも、冷静な目で見てみると”ちょっとお高いなあ”・・・と思ってしまいませんか?
- かしわ・えび天 190円
- れんこん・ちくわ天 150円
- おにぎり 150円
- 一玉追加するごと 160円
ということで、丸亀製麺はデフォの価格を抑え、プラスアルファの付加価値でガッチリ儲けていると云ことが分かると思います!
(小生は絶対”かけうどん”しか食べません・・・!)
儲かる戦略 その③ 圧倒的に速い回転率!
丸亀製麺でよく見かけるのが、”店の外まで行列している”ところ!
しかしどうでしょう・・・並んでも割とすぐにうどんにたどり着けますよね?
うどんを受け取った後、混んでるから席が空いていない・・と思いきや、すぐに空席ができる!
そしてうどんを食べるのに要する時間は10分程度、長くて15分程度ではないでしょうか?
そう!この”うどんの食べやすさ”からくる高回転率が、儲かるポイントの3つ目です!
また、リピート客は”行列している状態”を見たとしても、経験上ですぐ食べられることを知っているので、並ぶことに抵抗が無い訳です!
丸亀製麺擁する”トリドール”の急拡大が凄い!
丸亀製麺は今や全国に839店舗あり、更に拡大を続けています。
上の和食チェーン店の店舗数グラフをみても分かる通り、上位3社は大手牛丼チェーン、その他は寿司や丼ものチェーンであり、”うどん”は丸亀製麺のみ!
今後も丸亀製麺は店舗拡大を継続し、2028年度末までに1100店舗を目標にしている様です!
そうなると、上位3位に食い込んでくる可能性がありますね?!
一方、丸亀製麺を擁するトリドールホールディングスは、旗艦の丸亀製麺だけではなく、多くのレストランブランドを有しています!
- ラーメン ずんどう屋
- コナズコーヒー
- 焼き鳥とりどーる
- 長田本庄軒
- 天ぷら まきの
- とんかつ とん一
- 肉のヤマザキ
- 焼きたてコッペ製パン
- 立呑み 晩杯屋
- タムジャイサムゴー
- 他、海外展開のプランドが10社
何と、丸亀製麺の他に、国内で10社、海外でも10社のプランドを立ち上げています。
国内ではコナズコーヒーやラーメンずんどう屋も大人気ですよね・・・!そしてトリドールはこの10社についても2028年末までに現在の250店舗から3倍以上の800店舗に増やす計画です!
いやはや・・恐るべしトリドールの社長・粟田貴也さんですね!
5年後には日本の外食が”トリドール一色”になっているかもしれませんね!
”トリドールホールディングス”の海外戦略は?
トリドールホールディングスの中期経営計画を見ていて凄く気になったところが”海外展開”です!
何と、現在10社で861店舗から”3倍以上の3000店舗”を目指すとの計画!
スケールが半端無いです!これは一からの会社立ち上げでは到底追いつかないでしょう。
よって、今後トリドールが海外戦略で実施するのが”M&A”でしょうね・・・!
トリドールホールディングスの現在の財務状況は極めて健全であり、どんどん海外企業を買収・合併を続け、今後も計画達成に向けて更に急拡大するでしょう!
いずれにしても、先見の明とチャレンジ精神旺盛な現社長の粟田貴也さんには、そのゴールがもう見えているのかもしれませんね!
まとめ
今回は丸亀製麺とこのチェーンを擁するトリドールホールディングスについて、儲かる戦略や、今後のさらなる拡大について考察してみました。
- 丸亀製麺の儲ける戦略が凄い!
①基本価格を抑え、付加価値戦略でガッチリ儲けるスタイル
②”見える厨房”が客の期待を大きくする
③うどんの特性を最大に利用した高回転率でガッチリ儲ける! - トリドールの持つブランド店舗数は国内10、海外10!
ラーメンずんどう屋やコナズコーヒーも大人気店! - トリドールの中期経営計画のメインは海外の拡大!
2028年までに3倍以上の店舗数を計画!凄すぎ!
今や売上2300億円という大企業に成長したトリドールホールディングス!
数年後にはもっと目新しいお店や新メニューが誕生するかもですね?!
でも、個人的には基本となる”かけうどん”のクオリティを極限まで香川の名店と同じレベルにして欲しいなぁ・・・・と思うのですが・・・。
いずれにしても今後が楽しみですね!
今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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