こんにちは、manyanです。
2024年1月2日に羽田空港で発生した航空機同士の衝突事故について、滑走路に侵入した海上保安庁機の機長がハリーアップ症候群になっていた可能性があるという報道がされましたね。
この事故で出て来るキーワード”ハリーアップ症候群”!
え・・初めて聞くんだけど、どんなものなのかって気になりませんか?
実はこの状態は誰にでも日常で起こる症状であり、とても恐ろしい症状であることを知っておく必要があると思うのです!これはどういう状態で起こり、どうすれば防げるのでしょうか?
そこで今回は”ハリーアップ症候群”についてどのような状態なのか深掘りし、またその防止方法について考えてみたいと思います。
ハリーアップ症候群のことが気になった方は是非最後までご覧ください。
ハリーアップ症候群とは?
ハリーアップ症候群とはどういうものなのでしょうか?
調べてみると多数の情報が出てきますが、要は以下の様な症状の様です。
時間に追われることで現れる、注意力が散漫になったりストレスがたまりやすくなった症状のこと。
航空業界で特にパイロットが発症すると大規模な事故に繋がることがある。
引用:weblio辞書
この症状の語源は、航空業界から来ている様で、テイクオフ(離陸)のサインを管制塔とやり取りするさいの早とちりをハリーアップ症候群と呼ぶそうです。
羽田空港で起きた衝突事故は、海上保安庁機が能登地震の復興支援で急いでいる状況の中ハリーアップ症候群に陥ってしまい、管制塔からの指示を早とちり、または違った解釈をしてしまい滑走路に侵入したことが要因とされています。
航空機事故には複合的な要因はあるものの、”急いでいたこと”が一番大きな事故発生原因として考えられている様ですね・・。
仕事や家庭で誰でも陥るハリーアップ症候群!怖い!
ハリーアップ症候群というのは前述の通り、航空業界で起こる”早とちり”とされているものの、これは世間一般人においても起こり得ることと認識しておいた方が良いでしょうね。
例えば仕事、特に労災が発生し易い工事現場などではこの症状に陥り易いと言えるでしょう。
工期遅れ防止や少しでもコストを下げるための工期短縮など、工事現場の人達は常に時間と戦っており、複数の人員で合図しながら行うクレーン作業などは特に注意が必要になりますが、急ぐあまりに注意が散漫になりがちです。
急いだことによる落下や転落事故は現在でも常に発生しており、”ハリーアップ症候群”が原因の事故も少なくないと思います。
そして次、多くの人が運転する車は特に注意ですね!
車を急いで運転している時って自分でも本当に危険だと思うことや、ヒヤリハットな事象に出会ったことのある人は多いと思います。
そうなんです!おそらく自分でも”危険な状態”というのは分かっているんですよね!でも急ぐことを優先するあまりに、周囲確認や危険予知が出来ず、気づいたときには・・・となるケースも!
更に、何のことは無いと思われる自分の家でもこの症状に陥る危険性があることを認識しなければいけませんね。
例えば・・2階に居てドアベルが鳴った時!
「あ!急いで出なきゃ!」と思い、急いで階段を駆け下りた時に滑って転んで体を打ってしまうこととか・・。
他には、ドアに手を挟んでしまう、風呂場で滑って頭を打つ、包丁で手を切るなどなど、”急いでいること”の危険は多く潜んでいるのです。
以上の様に、仕事や家庭でも急ぐことでハリーアップ症候群発症の可能性は高くなり、ひょんなことで大けがや最悪の場合、重症や命すら奪われてしまう状況にもなりかねないのです。
あなたにもそんな危険な経験が必ずいくつかはあるのではないでしょうか?
ハリーアップ症候群にならない為には”とにかく急ぐな!”
”急ぐことで発生し得るハリーアップ症候群にならないためにはどうすればよいのでしょうか?
率直に申し上げると”とにかく急ぐな!”ということになりますが、事はそんなに簡単ではありませんよね。今の社会環境においては、仕事では常に効率を求められ、短期で結果を出せというオーダーが普通になっています。
また特に家庭では、”危険が無いもの”という認識が強いため、ついつい急いで注意散漫になりがちですよね。
でも・・・一度考えて欲しいと思うのです。
急いだ結果、そんなに大きな利益や幸運が得られるのか?
急いだ結果、身に降りかかる最悪状況はどんなものか?
そう!
例え少しばかり急いだとしても、得られる結果や利益なんてたかが知れているのです!
それよりもむしろ、急いだことで運悪く被る不利益なこと(事故やケガ)の方がもっと甚大であることを認識するべきなのでしょうね!
そうと分かれば、急がない、焦らない、慌てないの気持ちで何事にも対処しましょう!
そして時間に余裕を持って行動する、ということもとても大事になると思います。
あなたが急いだことで、あなた自身だけでなく身の回りにいる家族や友達、同僚の皆を悲しませることになるかもしれないのです。
あなたの身はあなただけのものではないということを常に心に置いて、”とにかく急がない”行動をしていこうではありませんか!
(小生はノンビリ過ぎて、嫁からいつも怒られていますが・・・気にしない!笑)
まとめ
今回は”ハリーアップ症候群”についてどのような状態なのか深掘りし、またその防止方法について考えてみてきましたが、いかがだったでしょうか?
- ハリーアップ症候群という言葉は航空業界での”早とちり”から
発祥した症状のこと
大事故に繋がる危険性が高く、誰でも陥る可能性のある症状
- 我々の身の回りの仕事、家庭、車の運転でもハリーアップ症候群は
起こり得る!
なんてことない状況でも”急ぐ”ことで危険の可能性が! - ”ハリーアップ症候群”を防止するためには、”とにかく急ぐな!”
急がない、焦らない、慌てない!
自分だけでなく周りの人達を悲しませないようにしよう
改めて今回、”ハリーアップ症候群”と言う言葉がクローズアップされたことで、小生も”急がないことの重要さ”について思い知らされた感じがします。
皆さんもどうか急がず、ご安全に!ご健康に!
今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました。
コメント