こんにちは、manyanです。
【カズレーザーと学ぶ。】で今回放送されたハラスメント第二弾で登場した聞きなれない言葉”ホワハラ”!!
これは”ホワイトハラスメント”の略で、2024年春に放映された川口春奈さん主演のドラマ「9ボーダー」から生まれた造語のようです。
どのようなケースが”ホワハラ”になるのかと云うと、「上司がパワハラを恐れて部下に対して過剰に優しく接してしまい、部下の成長の機会を奪うこと」なんだとか・・・。
うーん・・・これは上司とし配下を持っている人達、また部下として働いている人達にとっても何となく経験したことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、”ホワハラ上司は善か悪か”について先ず考察し、続いて自分もホワハラ被害に遭っている可能性やこれを回避するための方法について考えていきたいと思います。
まさか自分もホワハラ被害に?今の上司はホワハラ上司かも?とふと気になった方は是非最後までご覧くださいね。
ホワハラ上司は善か悪か?
ホワハラ上司って・・・正直、今やどの会社にもいるのではないでしょうか?
現在の社会環境においては、”パワハラは最も悪”と捉えられており、特に上場企業ではこれでもかというほどにしつこくパワハラに対するコンプランアンス教育がなされています。
このような環境下であれば「過剰に部下に優しくしてしまう行為」が発生してしまうことは、想像に難くないですよね。なぜなら多くの上司は”とにかくパワハラだけは避けなれば!”というマインドで部下に接している訳ですからね。
それでは、ホワハラ上司が善か悪かについて、両側面から考えていきましょう。
ホワハラ上司は”善”とみなされる場合
誰もが普通に感じると思うのですが、”上司がやさしい”のはやっぱり嬉しいですよね!?
そう!優しい上司がいて自分を守ってくれるのだとしたらこんな良い事はないでしょう。
ホワハラ上司は、部下の各々の性格や能力、適性を判断して優しく接し、時には部下の仕事に手を出し、完遂させてくれたりします。
これは、普通のサラリーマンにとっては最も有利なことであり、特に”会社なんて行きたくないけど金貰わないと生活できないから”とか、”仕事しなくても会社は行ってりゃ給料出るから行く”という人達にとっては好都合です。
また、与えられたタスクが自分自身で完遂出来なくても”絶対最後には上司が手伝ってくれる”とか”上司は私に難しい仕事はさせない”ということであれば、かなり安心して会社に居られます。
しかしその一方でデメリットもあります!
一つは”今の上司が自分が退職するまで自分の上司ではない”ということ。もし将来に上司が比較的厳しい人になった時には、必ず苦しい思いをします。
また上司にとっても、優しくし過ぎて、いつも部下の仕事を肩代わりしていると、やがて自分自身の仕事が山積みとなってしまい、オーバーワークで体調を崩したりメンタル異常にもつながりますよね・・・。
ホワハラ上司が完全に善!とはなかなか言い難いようです。
ホワハラ上司は”悪”とみなされる場合
上昇志向の強い人や、自分自身のキャリアアップやスキル獲得に貪欲な人にとって、”ホワハラ上司”は悪になってしまうかもしれません。
上司は”貴方の性格・能力・適正”などを総合的に鑑み、接し方やタスクの量や質を判断しているのですが、時にはその判断が部下にとって”物足りなさ”や”信用されていない”などの不満になってしまうことがあるのです。
このケースが発生する社員のタイプとしては、出世意欲の強い中堅社員、やる気マンマンの若手社員、学生時代にバリバリの体育会系だった社員、子育てしながら会社勤めしているワーママ(ワーキングマザー)が多いでしょう。
強い就業意欲があり、もっと自分の向上させたい!と思っている社員にとってみると、”自分の経験の機会を奪う上司”は如何に優しくとも、”悪”意外の何者でもありません。
だって”自分はもっと出来るのに仕事をさせてもらえない”のですから・・・そしてその影響はその部下の能力向上を阻害するだけでなく、将来の昇給や昇格の機会すらも奪ってしまうのです。
このようにホワハラ上司が善か悪かについては、上司部下の各々の意志や性格によって変わるので、どっちもどっちという感じですね。う~ん・・・難しい!
まさか自分もホワハラ被害に遭っている?
ココからは、貴方自身が一旦立ち止まり考えてみましょう!
先ずは部下の貴方。
上司が優しくて、自分の仕事が楽だな~とか、何かあれば上司がやってくれるので安心、と思っている人は、ホワハラ上司の被害に遭っているかもしれません。
そして、周りで働く同僚がどんな仕事をしているか今一度認識してみましょう。
もし自分と同じ階級や下位になる社員たちが、明らかに自分よりも困難なタスクをしているのだとしたら、貴方自身の成長の機会が奪われているのかもしれません。
そして、上司の皆さん。
タスクを部下にシッカリ任せていますか?”どうせ彼にはムリだから途中で自分でやるか”とか、”ここからは自分でやるから残業せずに帰っていいよ”なんてことになっていないでしょうか?
こうなっていると貴方はホワハラしているかもしれません!
確かに各々のタスクには、ある一定の出来栄えが必要ですし納期もありますので、全部部下に任せられない・・・という側面はありますが、全て上司が手を出し完遂させている様では、自分も大変ですし、部下の育成も不十分になります。
う~ん!だったらどうすればいいの?!次項で考えていきましょう!
ホワハラの回避策はあるの?どうすれば?
難しいホワハラの問題、次は各々の立場ごとの回避策について考えてみましょう!
”ホワハラ上司”に甘えちゃっている部下
上司が優しくて、自分の仕事が楽だな~とか、何かあれば上司がやってくれるので安心、と思っている人は、先ずは少しづつでも”自分で出来る仕事の範囲”を広げられるように工夫してみませんか?
本当に少しつづでもいいんです!「ちょっとここまでは私の方でやってみます!」とかで、仮にミスや失敗があったとしても、挑戦したその姿勢が上司に評価されるに違いありません。
一方で上述した通り、その優しい上司はこれからもずっと貴方の上司では居てくれません。別の上司に変われば、今よりも厳しいタスクを与えられる可能性だってありますし、優しくないかもしれません。
よって、自ら”少しでも厳しい事への耐性”をつけておきましょう。これは将来の自分の給料にも大きくかかわる事ですので、やっていて損はありませんよ~
”ホワハラ上司”に不満を感じている部下
”仕事を任せてくれない”、”自分でやってしまう上司”に不満を感じている貴方!
思い切って、上司の仕事を奪ってみてはどうでしょうか?
強い気持ちで「これは私にやらせてください!」と言ってみましょう!絶対に上司は、そう言ってくれたことが嬉しいですし、任せようと思うに違いありません。
そして難しいタスクでなかなか進まない時には、”全部自分で考えて決め進める”のではなく、一旦立ち止まり、いくつかある考えを持って上司に相談してみましょう。
この”相談”がとても大事なのです!(間違っても”自分の考えなし”で相談しないこと)
”ホワハラ上”になっていると感じた上司
「完全に俺ホワハラだな・・・」と感じた貴方!
今からでも、少しづつ部下に負荷を与えましょう。
負荷を与えるということはかなり難しい行為になりますが、貴方が管理職(上司)である限り、部下の成長と昇給、そして大袈裟ですが幸福になることを願って教育をしなければならない立場にあります。
負荷を与える時には、当然各個人の能力・性格・適正を鑑み与えなければなりませんが、時には”これは彼には難しすぎるだろうな”と思うようなチャレンジングなタスクを与えることも必要と思います。
そして大事な事は”相談に乗ってあげること”!
もし自分自身のタスクがあったとしても、”部下からの相談”が最優先事項と考えて対処しましょうね。
まとめ
今回は、”ホワハラ上司は善か悪か”について先ず考察し、続いて自分もホワハラ被害に遭っている可能性やこれを回避するための方法について考えてきましたが、いかがだったでしょうか?
- ホワハラ上司は善にも悪にもなり得る!
それを決定づけるのは配下と上司の意識次第 - 自分自身を振り返り、考えてみよう!
”ホワハラ上司に守られ過ぎている”のか?
”自分はホワハラ上司になっている”のか? - ホワハラの回避策は上司部下双方の歩み寄りと対話!
部下は少しでもいいので難しいタスクに挑もう
上司は少しでも任せる勇気と上手な負荷の与え方を考えよう
今回このホワハラについて色々考えてみましたが、これだけが正解では当然なくて、これからも改善に向けた取り組みを継続していかなければなりません。
今や”ハラスメント”だらけで上司にとっては頭が痛いですが、これも天命です!
ひとつひとつしっかりと対応していくことで、絶対に会社は良くなっていくものと思います!
今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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